家族との将来を漠然と考えて何となく不安になってしまうことってありますか?
頭の中で、ふわっと考えた時って具体性がなくて考えがキレイにまとまらないから余計に未来が不透明になってしまうんですよね。
当記事は、そんな時に一度読んでみてほしいです♡
これからの暮らしのヒントになれば嬉しいです♡
ライフデザインってなに?
ファイナンシャルプランナーに相談すると、理想のライフプランを実現するためにファイナンシャルプランニング(家計の設計)をしてもらうことができます。
ライフプランとは、ライフデザインを具体化したものです。
こんなこと言われてもピンとこないと思うので、分かりやすく例えてみると以下のような関係になります。
ライフプラン
家全体の間取り図ライフデザイン
玄関やリビングなど個々の要素つまり、ライフデザインを決めていない状態でライフプランを立てることはむずかしいことがわかると思います。
極端な例をあげると、何が必要なのかを考えずに間取り図を作ってしまうと、もしかしたら2階建てなのに階段のない家ができてしまうかもしれないということです。
極端な理由を挙げた理由は、当たり前のことも計画しておかなければ忘れてしまうかもしれないということを伝えたかったからです。
以上を踏まえて、ライフデザインとは何なのかを見ていきましょう!
ライフデザインとは
将来の夢や希望、理想のこと
- 個人や家族の価値観
- 将来の夢や希望
- こういう暮らしがしたい(理想のくらし)
小さな事から大きな事まで何でも思いついたことを書いてみましょう。
こんなこと当たり前だけど、というような事柄も書き出しておきましょう。
「特に望むことなんてないので今まで通りでいい。」という考えの人はライフデザインについて考える必要がないのでは。
答えは「ノー」です。
その理由のひとつは、「今まで通りでいい=現状維持したい」という希望があるからです。
また、理由は他にもあります。
当たり前と思っている予定も書き出してほしいからです。
子供がいれば幼稚園や保育園、義務教育である「小中学校への進学」を公立、私立のどちらにしたいか。
さらに、その後の進路も最終的には子供が決めることですが高校や大学への進学についてその時に慌てないためにも予定を立てておくことは大切です。
進学するかどうかはどちらでもいいけど進学するなら費用を用意するつもりでいるなら、こうなる可能性が高いと思う要素を書き出しておいて欲しいです。
現状維持は無欲なようで贅沢な理想
例えば、あなたが現状に満足しているとします。
ずっとこの暮らしがしたいなと思ったなら、これからは「現状を維持するための努力や仕組み」が必要になりますよね。
さらに掘り下げると、「現状(=今まで通り)」とは具体的に何のことを指すのでしょうか?
お金の使い方?家族構成?働き方?体調?美貌?
人は確実に歳をとるし、自分は変わっていないつもりでも絶対に変わります。世の中も常に変わり続けています。
給料が変わらなくても、物価が上がり、社会保険料が上がれば、可処分所得(自由に使えるお金)が減ってしまうので今までと同じ生活水準が保てなくなります。
それらを踏まえると、現状維持という言葉は無欲なように見えてかなり贅沢な理想です。
つまり、「現状維持」もしっかり将来の目標になるということです。
ライフデザインを考えることは無意識の中の欲望探し
ライフデザインを真剣に掘り下げて考えていくと、自分が意識して求めていることだけでなく潜在的に必要なことが見えてくることが多いようです。
潜在的な理想は、自分一人で発見することが難しいので、それを引き出すことがファイナンシャルプランナーの仕事なのでひとりで考えるのは難しいのではと思われるかもしれません。
ですが、しょうもないことでも「どうしたら達成できる?」を追求すると意外なところから答えがふっと湧き上がってくることがあります。
ですので、考える時間も含めてライフデザインを明確にすることは、ライフプランを立てる上でとても重要な役割を担っているといえるのです。
実際にライフデザインを書き出してみよう

先にも書きましたが、誰かに見せなければいけない訳ではないので恥ずかしがらずに素直に書きだしてみましょう!
ライフデザインの例
以下、例をあげますので参考にどうぞ♥
個々のライフステージの変化に関すること
- 入園、進学など
- どんな園や学校に進学させたいか、理想があるか
- 私立・公立・国立・高専・インターナショナルスクール・中高一貫校など
- 結婚、同棲など
- ●歳で結婚する、結婚式の有無
- パートナーと今後どうなりたいか
- 仕事
- 就職、転職、起業、副業
- 早期退職、定年退職
- 趣味を●年後には仕事にするなど
- 妊娠、出産、育児
- ●歳で子供が欲しい
- 子供は3学年差で2人以上欲しいなど
理想のくらし
- 旅行、レジャー
- 2年に1度家族で海外旅行に行く
- 定年後に毎年夫婦で国内旅行をするなど
- 趣味、娯楽、教育など
- 車が好きなので必ず3年に1度は車を買い替えたい
- ●歳から子供にピアノを習わせるなど
- 住宅
- ●年後に戸建て注文住宅を建てるなど
- リノベーション、リフォーム
- 憧れのものの購入など

価値観は人それぞれです!
例をあげればキリがないので、以上はほんの一例にすぎません!
ライフデザインに組み込むべきではないもの
自分の努力とは無関係の内容
- 運任せの夢
- 宝くじやギャンブルなど
- 投機性のあるもので大当たりする
- 別世帯の家族からの約束されていない金銭的援助で成り立つ理想
- 夫婦それぞれの両親から資金援助を受けマイホームを立てる
- 退職後は子供に毎月5万円仕送りしてもらい老後も生活水準を保つ
ライフデザインを掲げることで、目標(理想のライフデザイン)に向かって突き進む原動力となり、これからの人生を豊かにすることを期待しています。
他人を自分の都合に巻き込まない
親は私を産んだ
わたしが子供を育ててあげた
だから助けてくれて当然だ!
なんていうような、他人のライフデザインやライフプランを侵害するような未来を描いて自分が幸せになろうなんてことはだめです。
最終的に自分も家族もダメにする可能性があるので、そういった考えの方は目を覚ましましょう。
おわりに
ライフデザインについて「考えてみよう」という気持ちになりましたでしょうか♡
もし、考えたのにあまり思いつかなかったとしたらそれはそれで大丈夫です!
少し意識して生活をしていれば、人との会話で気付いたことや、今までには感じたことのなかった思いなどに突然であうこともあるので、思いついたときに付け足して行きましょう!
日々の暮らし中に必ずヒントがあるので、意識しながら生活していくといつもと同じ景色が違って見えるかもしれません♡
ライフイベント表についての記事もあるので是非ご覧ください。


ライフイベント表も「何年後にはこんなことをしたいな」という夢が見えてくるツールになるので是非取り組んでほしいです。
ライフデザインを考えるのが難しいと感じたのであれば、リンクする部分が多い【ライフイベント表】を先に作ってみるのもオススメです。
少しでも参考になれば嬉しいです♡
最後までお読みいただきありがとうございました。