あなたの不妊治療のイメージはどうですか?
『体外受精』だけじゃないって知っていますか?
不妊治療は大袈裟だなんて思ってませんか?
妊活するまでは気づかないと思いますが、
不妊治療をしている人は意外と多くて身近にいる
ということに気付かされます。
この記事は、産婦人科で黄体機能不全と診断された私かきまりの1人目妊活時に受けた検査の記録(経験談)です。
以下のチェック項目が気になったら是非読んでみてください♡参考になれば嬉しいです♡
- 妊活を始める予定、始めたところだ
- 月経周期が乱れがち
- 基礎体温を測ったらガタガタでよくわからない
- 基礎体温の高温期が短い
- なかなか妊娠できないので病院(産婦人科)へ行こうと思っている
目次だけでもなんとなく流れがわかるようにしました↓↓
かきまりの1人目妊活レポの前に
1人目妊活前までのかきまり
- 中学校生活で1年生の時に1日だけ少量の出血あり、その後無し。
- 高校生の間は年に1・2回のペースの月経あり(生理というかもはや不正出血)
- 大学入学して間もなく突然毎日少量の不正出血とおそらく本当の生理の日と思われるタイミングで頭痛腹痛嘔吐悪寒の体調不良
- 検査をして、まずは低容量ピルの服用を勧められ服用スタート
- 低容量ピルを服用してもたまに不正出血はあったが、かなり落ち着いたため問題なしとのことで薬は変えず、約9年間服用を続けた
- 2016年10月結婚を機に手元にある薬を最後に服用終了
- 2016年11月途中から、ゆる妊活スタート
- ちなみに妊活情報を書くのに必要な年齢ですが、2016年12月で27歳になりました。
- 2017年1月より本腰入れて妊活スタート
私は、かかりつけ産婦人科がありました
上に書いた通り、私かきまりは学生の頃から産婦人科にはお世話になっていたので、妊活をする前から『かかりつけの産婦人科』がありました。
「低用量ピル」を処方してもらっていたので、定期的に子宮がん検診、乳がん検診も受けていました。
そういう訳で、病院での診察に関しては抵抗意識なく受けることができました。
なんにせよ、子宮がん検診は1年に1回定期的に受けた方がよいので、先生との相性を見るためにも通って見るといいかもしれません
「低容量ピル」に関しては避妊などの効果も期待できますが、私の場合は月経の乱れを正すための処方でした。
服用を辞めてみないと月経周期が整ったか乱れたままなのかがわからなかったので、社会人になり途中で服用を辞めてまた体調が悪くなるのも困るため、結婚するまで継続していました。
服用を辞めて、体調不良や月経周期が乱れるようならすぐ病院へ行く予定でしたが、ひとまず落ち着いていたので、結婚後に最後の通院を1度してこの件での通院は終わりました。
2017年1月♡基礎体温計測スタート
妊活をする上でかかせないのが基礎体温表をつけることです!
私の場合、再び月経周期が乱れる可能性があったのですぐに記録を付け始めました。
学生の頃に産婦人科へ通っていたから予想できていたのですが、ホルモンバランスのことで病院へ行くとなると基礎体温を最低3ヶ月分記録するように先生に言われるので、妊活でもおそらくそうだろうと思いすぐに記録を始めました。
当たり前のことですが、普通の体温計ではなく小数点第2位まで測れる婦人体温計を使用しましょう。
かきまりの妊活の朝(基礎体温記録)
- 枕元に体温計を置いて寝る
- 朝、いつも起きる時間より少し早めに目覚ましをセット
- 寝転んだまま体温計を舌の下にくわえて計測
- 約5分じーーっとしときます
- 計測した体温を忘れずに妊活アプリに記載(体温計によっては自動で専用のアプリにメモできるものもあります)
ちなみに朝に弱すぎる私は、5分間の計測中に何度か寝てしまうことがありました。笑
基礎体温の記録に私は『ラルーン』というアプリを使っていましたが、自分が使いやすいものであれば何でもいいです!
ただ、先生に基礎体温表を見せる時に紙ベースで提出しなければいけないかもしれないので、先に病院へ確認しておきましょう。
妊活は自分が思った通りに進まない可能性があるので、その周期のタイミングを取るためだけに体温を計るではなく、基礎体温は記録をしっかり残しておくことが大切です。
2017年8月♡D5*産婦人科へ行く
ここから妊活用語の『D数字』を使います。
例えば、
月経(生理)が始まった日→1日目=D1
ですので、
D5は、月経から5日目のことです。
なかなか妊娠できないことを頭で悩み考えたところで何も解決しない!
1月から基礎体温を測ってタイミングをはかるも妊娠せずもやもやしていた私に、
[頭で悩んでも仕方ないこと]
やから病院行くことを勧めてきた夫。
というのも、妊娠できないのは私自身のせいだと思っていたので、
「きっと私が悪いから妊娠できないんやと思う」
と言ったら夫に怒られたのです。
夫が「誰が悪いとか無い」「一緒に行く」と言ってくれたのが嬉しかったので病院へ行く決心がつき、通い慣れた病院なのでとりあえず私一人で行ってくると言い、行ってきました。
【基礎体温】先生に基礎体温表を見せる
私の基礎体温をアプリから3ヶ月分書き写して先生に見せました。
実際の書き写した基礎体温表がこちらです。
私が書いた表に、先生が赤と青の鉛筆で高温期と低温期の平均の線を書いています。
下に×マークを書いているのは生理があった日です。
【基礎体温】高温期の日数の確認
高温期は14日±2日間あることが望ましい
のですが、私は短い傾向にありました。ちなみに、学生の頃に基礎体温を測った時は高温期が3日しかありませんでした。
先ほどの私の基礎体温表の基礎体温と×マークから、私の高温期は15日ある(旅行で計れていないところが重要なのに抜けていたので、実際は15日じゃないかもしれないとのこの)時もあれば、11日しか無い周期もあることが分かります。
短くで何があかんのかを、めっちゃざっくり言うと、高温期が短いと着床する前にさっさと生理がきて卵さんが流れちゃうかも!?ということが起こったりします。
【基礎体温】低温期と高温期の温度差の確認
低温期と高温期の温度差は0.3度以上あることが望ましい
妊活中って検索魔になりがちなので私も見かけたことがあるのですが、ネットで基礎体温について検索すると
『低温期や高温期が何度以上や以下でなければいけない』
ということが書かれていたりしますがそれよりも、メリハリがついているかが重要とのことです。
かきまりの場合は、低温期と高温期の平均差は0.3度以上あるため問題ないとのことでした。
【基礎体温】から見る私(かきまり)の状態
- 高温期が短いことがある
- 低温期と高温期の平均の温度差が0.3度以上ある
ということで、基礎体温から読み取れる範囲では、
すごい悪いという訳ではないけど卵巣の働きが少し弱いかもしれない
とのことでした。
ちなみに先生との雑談ですが、基礎体温のよく見る見本のように低温期と高温期が綺麗に分かれてる人は、「まあ、おらん。」のだそうです。あくまでもああいうのは参考なんですって。
基礎体温についてまとめた記事はこちらも参考にどうぞ♡
【血液検査】血液からホルモン検査をする
女性ホルモンが正常かどうか血液検査で調べます。
女性ホルモンの種類
- GnRH
- FSH
- LH
- エストロゲン
- プロゲステロン
これらの女性ホルモンが複雑に作用しあって月経周期を作っています。
そして、血液検査ではエストロゲンとプロゲステロンを確認します。
血液を採取するタイミング
エストロゲン(エストラジオール)
通常、月経中・排卵直前・黄体期(高温期の7日目前後)
プロゲステロン
黄体期(高温期の7日目前後)
1周期の間に3回血液検査することになります。
正直、仕事もしているので決められた日に病院へ通うことになるのは厳しいなと思ってしまいました。
妊活は「検査にも時間に縛られる」ことがよく分かりました。自分ではコントロールできないし、先生にもコントロールできない。だから妊娠するのって奇跡なんですよね。
相談しに行った日はD5(生理開始から5日目)で私は生理中(月経中)だったので、さっそく
- エストロゲン(卵胞ホルモン)
- プロゲステロン(黄体ホルモン)
を血液検査で調べるため血液を採取してもらいました。
次の血液検査のタイミングは排卵直前なので、排卵する時期を内診で見極めてもらう必要があるため、排卵する前に必然的に卵胞検査を受けることになります。
D16《低温期》2回目の診察
8月28日(D5)に相談しに病院へ行った時に
「9月8日金曜日に診察きてくれたら卵胞チェックして、それで次の血液検査をいつするか決めるからね。」
と言っていたので、私の基礎体温表を見る限りD16の『9月8日には排卵してないだろう』と先生は予想したということです。
私の基礎体温では低温期が17.18日と長いので、生理開始から16日目に排卵している可能性は低いと判断した訳です。妊活している身としてはさっさと先に進みたいのでそんな先でいいの?て思ってしまう訳です。
【内診】卵胞検査(卵胞チェック)
卵胞検査(卵胞チェック)とは
卵胞の大きさ調べる検査です。
検査で卵胞の大きさを確認して、いつ排卵するのかを予測することができるため、妊活のタイミング法でもこの検査(チェック)をします。
先生が卵胞チェックと言ってたので、私も卵胞チェックと言ってました。
産婦人科へ行ったことのない人には抵抗があるかもしれませんが、座って足を大きく広げて超音波で経膣で診察します。
普通は診察中はカーテンで顔が見えないように配慮してくれているので足を広げている間に顔を見て先生と会話するなんてことはありません。
この内診は妊娠の確認でも、妊婦健診でもこれは通る道です。
【内診】かきまりの卵胞の大きさ
「もしかしたらすでに排卵してたりして(๑・̑◡・̑๑)」
なんて呑気に思っていたのですが、
全然そんなことはなく1番大きい卵胞のサイズは15ミリでした。
卵胞は1日で2ミリくらい大きくなるそうなので、11日から13日(D18からD20)が排卵日になりそうだと言われました。
※排卵されるときの卵胞のサイズは20ミリ以上が目安ですが、私が妊娠した時の卵胞のサイズはD18で29ミリでした。
「ちょっと卵胞の成長遅いね」と言い、続けて
「基礎体温でみる排卵日よりも実際には数日遅れて排卵するタイプの子だね。」と言われました。
しかも「おそらく毎回そうなんじゃないか」とのこと。
そりゃ、基礎体温からみてもタイミングが合わない訳だわ
と思ったのですが、問題はそれだけではありませんでした。
【内診】子宮内膜が劇薄
上記の卵胞チェックの際に先生は子宮内膜の厚さも同時に見ます。
そこで「薄い」と言われる訳です。
ちなみに、かきまりの子宮内膜の厚さは5ミリでした。
子宮内膜とは
わかりやすく例えると受精卵のための『ベッド(お布団)』です。
当たり前ですが薄っぺらいベッドはとても寝心地が悪いので、私の子宮は赤ちゃんを迎えるための環境としては最悪な訳です。
子宮は、妊娠したときに胎児を育てる器官です。筋肉でできており、内側は子宮内膜と呼ばれる粘膜でおおわれています。子宮内膜は、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)というホルモンの作用を受けると、受精卵の着床に備え、増殖して厚くなり、妊娠しなければはがれおちます。これを月経といい、この周期は閉経するまで通常4週間隔で繰り返されます。
「国立がん研究センターがん情報サービス」より引用 https://ganjoho.jp/public/cancer/corpus_uteri/about.html
そして、この段階で【黄体機能不全】の可能性があると指摘されました。
【尿検査】宿題として3日分の尿中LHサージ検査のお持ち帰り
LHの値を血液検査でも調べられるそうですが尿検査を宿題として持ち帰って検査してもらうことになりました。
その尿を取るタイミングは排卵すると思われる期間の3日間となりました。
- 11日の朝(D19)
- 12日の朝と晩(D20)
- 13日の朝(D21)
朝の尿は朝一番ではなく二番目の尿をとります。
そして、宿題の日程とかぶりますが11日と13日に尿を持って病院に来るよう言われました。
仕事を定時で抜け19時までに行かないといけなかったので周りの協力なしでは厳しいなと感じました。
LHの値がピークになるともうすぐ排卵するサインとなります。
ちなみに、ドラッグストアでも排卵検査薬を購入することができるので、病院で検査をしていない場合は自分でも簡易的に排卵時期を予想することができます。
D19《低温期》3回目の診察
定時で仕事を終え、急いで病院へむかいました。
【尿検査】尿中LHサージ検査
- 宿題の朝の尿
- 病院についてからの尿
以上の2つを渡しました。
LHがピークなので、そろそろ排卵する可能性があるから夫婦生活でタイミングをとるように言われました。
【内診】卵胞チェック
卵胞の大きさは19ミリでした。
卵胞のサイズ的には排卵するには少し小さいようです。
【血液検査】排卵直前の採血
そして、帰り際に排卵直前の採血をしました。
この検査はエストロゲンの1種であるエストラジオールの値を見るための検査でした。
エストロゲンは3種類あってそのうちの1つがエストラジオールです。
血液検査の結果(その場ではわかりません)
この数値は226.3だから基準値内で問題ないとのことでした。
D21《排卵直前》4回目の診察
【内診】卵胞チェック
卵胞チェックをしたらまだ排卵していませんでした。
この晩に排卵しそうとのことで、またタイミングをとるようにとのことでした。
人によってはD21だともうすぐ月経でリセットになるのに、私の場合まだ排卵さえしていないなんて、、
1年に12回の妊活のチャンスってゆうけど、私の場合絶対人より少ないやん!!!!
て思いました。
このように年間の月経周期が少なくなる場合も不妊と言われることもあるので、月経の間隔がかなり長い人は基礎体温を測って早めに病院へ行くことをお勧めします。
D28《排卵直後》5回目の診察
産婦人科では到着すると、まずお決まりの検尿があるのでいつも通りまずトイレに行きます。
【内診】卵胞チェックと子宮内膜の厚さ
さすがに排卵していました。
子宮内膜がD5ミリだったのが、排卵時に1ミリ増えて6ミリになっただけで、受精卵を迎えられる状態ではなかったので、この時点でこの周期での妊娠の期待をするのは辞めました。
【血液検査】高温期8日目
この血液検査はプロゲステロンの数値を確認するものでした。
血液検査の結果(その場ではわかりません)
プロゲステロンの数値が7ng/mlで、10ng/ml未満という結果だったので、この時点で可能性ありから【黄体機能不全】という診断になりました。
D28の時点では、まだ血液検査の結果もでていないので《黄体機能不全の可能性あり》という診断だったのですが、先生が「次は生理開始5日以内の生理中にくるように」と言いました。
結果を見なくとも、まあ妊娠してないだろう!
ということですよね!
今回は無いわと諦めてたけど、先生にタイミングも見てもらってたし結局期待しちゃってたってことよね。地味にショック受けました。笑
この周期はD32までありました。
排卵してからの高温期は9日しかありませんでした。
D1《月経中》夜に病院へ行きました
基礎体温
朝基礎体温をはかると、36.17度でした。
これはリセット(まもなく生理がくる)するなとわかったので、早よ生理始まれー!とトイレで踏ん張りました。笑 踏ん張ったら生理始まるの私だけですかね?笑
クロミッド処方
クロミッドは飲むお薬タイプの排卵誘発剤です。
D5から5日間朝食後に飲むことになりました。
私が処方された量は1錠50mgのものです。
クロミッドの副作用など
- 卵巣を刺激しすぎてが腫れることがある
- 多嚢胞性卵巣症候群の場合は副作用がでやすくなりますが、そうでなくても副作用がでないとは限りません。
- 双子以上の子ができることもある(通常よりできやすくなるということ)
私の場合は、何もしなかったら妊娠できる可能性はほぼ無い状態だったので飲まないという選択肢はなかったんですけどね!
以上、治療開始前の検査の記録でした。
おわりに
この投稿ではクロミッドを飲んでからのことは省きましたが、かきまりはクロミッド3周期目でhCG陽性となり妊娠しました。
クロミッドを飲んでの治療は6ヶ月で、それ以降は注射での排卵誘発剤の治療となっていたようです。
クロミッドを飲むと子宮内膜が薄くなるともいわれていますが、私の場合は厚くなりました。
ネットの情報に踊らされず、総合的に見た結果最善の策を先生は出してくれているはずなので、治療開始となった時は疑問に思ったことを気軽に質問できる環境であるかどうかは重要だと思います。
短期戦になるか長期戦になるかわからないし、妊娠を諦める可能性もあります。
どうなるか先が読めないことに挑むので、1周期間の検査の時点で信頼できない先生とは今後も付き合っていくのは精神的にかなり厳しいと思います。
こちらの不安を馬鹿にするような先生や、不妊治療なんてまだ早いと相手にしてくれない先生も中にはいます。
ちなみにかきまりは妊活中、アメブロをしていたので、ブロ友さんたちと話を共有したり励ましあったりしていました。
顔を知らない同士でしたが、
かきまりが病院へ行くことを決心したブログを読んで自分も行く決心をしたブロ友さんもいたり
先生への不信感があったブロ友さんとはそんなこと言う先生はおかしいだとか
かきまりも含め、みんな初めてだからお互いに普通がわからないのでそこでコミュニケーションを取る仲間ができたのは支えになりました。
次はクロミッドを飲んでからの変化を記事にしたいと思っています。
妊活の参考になれば嬉しいです、お読みいただきありがとうございました。