娘(第一子の長女)を出産入院中の話です
かきまりの娘は、生後56時間ごろに黄疸の検査にひっかかってしまい、薄暗く青い光で照らされた箱の中に入ることになりました。
初めての出産で初めての我が子が、黄疸の数値が基準値を超えてしまい24時間目隠しをして光を当てる治療をすると言われたら、「よくあること、大丈夫」と言われたところで明らかに他の子と違う処置をされる姿を見て戸惑ってしまうのは私だけじゃないと思うんです。
今まさにその状況に置かれていて不安でいっぱいのママさんが心配で黄疸について検索した結果このブログ記事に到達したという場合もあるかもしれません。
私には医学の知識はありませんが、その当時思ったことや、疑問に抱いたことなどその時の気持ちを入院中に書いていたので、手直しして投稿することにしました。
新生児黄疸とは
妊娠中にママからもらう酸素では足りないので、胎児のときの赤ちゃんは赤血球が多くなっています。
生まれた後は赤ちゃんが自分で呼吸をして酸素を取り入れることができるようになるので、この多めの赤血球が壊れてその過程でビリルビンというものが作られます。
このビリルビンが黄疸の正体なので、赤ちゃんはみんな黄疸が身体にあることになります。
基本的には治療などせずとも徐々に減少していくものなのですが、ビリルビン(黄疸)の量が多いと脳性麻痺の原因にもなったりするようなので、産後の入院中に病院側は数値をチェックしてくれています。
数値が基準値を超えると、新生児黄疸ということで光線療法など適切な治療を受けることになります。
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《参考URL》日本医師会 白くま先生の子ども診療所[黄疸がでている]より
https://www.med.or.jp/clinic/sick2013_oudan_58.html
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黄疸の基準値を超える前の娘
便について
まず、娘は生まれてから翌日に初めてのうんちをしたのですが、その一回以降自力ではしなくなりました。綿棒浣腸をしてあげないと出ないタイプでした。
ちなみにその初めては私が初めておむつ替えをした時でした。
授乳について
私の母乳は割と出るタイプだったのですが、娘は食欲よりも睡眠しか勝たん!というくらいよく寝るタイプでした。
哺乳瓶でも途中で眠ってしまい、最初なんか本当に少ししか飲まなくても良いのにその授乳でさえ終わらない。
いつまでたっても私が授乳を終えないので、「メリハリつけてあげないと!30分で終わらせられるように頑張ろう!」なんて言われる始末。
しっかり飲むときに飲んで、うんちを出す!
という事の繰り返しが黄疸回避に繋がるようですが。
しかし、どう頑張っても娘が授乳中に起きてくれなくて、授乳は助産師さんに助けて貰わないと本当に進みませんでした。
もうこの時点で、自分のせいで黄疸にひっかかってしまうかも!と焦っていました。
黄疸の数値
生まれてから56時間頃に黄疸判定の基準値をオーバーしました。
これは、助産師さんたちがいつも数値を計ってくれているのですが、ひっかかる前まではずっとギリギリセーフといわれていました。
具体的にいつ時点でどのくらいの数値が基準なのかはおいといて、
「15超えたら治療になるところ14.7でギリギリです」
と言われていました。とりあえずギリギリで、「多分この入院中に超えると思う」と言われていました。
早く基準値を超えて治療になったほうが良いと言われた
「退院までに光の治療(光線療法)受けてくれた方が、退院直前に黄疸で治療になって一緒に退院できなかったり、退院後に黄疸と言われたり、かきまりさんが黄疸に気付かなかったりするよりはずっといいですよ」
「誰でもなる可能性があることですよ、これはママのせいじゃないから心配しないで」
などと看護師(助産師)さんたちに励まされ、深刻なことではないことは頭では理解していたのですが、、
やっぱりいざ黄疸になってしまうと、とにかく悲しい!
でも、終わってみれば確かに言われたとおりで、退院一緒にできなかったと友達や、2週間健診で黄疸を指摘されて治療になってしまった友達も周りにはいます。
いずれにせよ、元気に帰ってきてもらうために黄疸の治療を受けるので、ちゃんと治療を受けることができて良かった!と思うことが一番のママの特攻薬だと思います。
黄疸治療中の様子
黄疸の治療
“24時間光を当てる”から、“目隠しを24時間され”て、“授乳の時だけ目隠しをされたまま光の箱から出て”という状態になります。
そして、“全身に光を当てるためオムツ一枚”で寝かされます。
治療中の娘
夜中から早朝までの授乳以外は私が授乳をさせてもらえるので娘に会えるのですが、目隠しをしているので起きてるんだか寝てるんだか全くわからない状態で授乳をしました。
ただでさえいつも寝ていて授乳するのがむずかしいのに!!
黄疸がでているときはより一層しっかりと素早く栄養をとらなあかんのに!!
ただ授乳がうまくいかないこと自体は、ミルクあげて飲めればそれでいいし、黄疸と切り離せば授乳自体にはそこまで深刻に悩んだりしてなかったけど
この時は、うまくいかずだらだら授乳してた自分を恨んでしまうというかなんというか、娘に悪いことしたなぁと申し訳ない気持ちがやっぱりふつふつと沸いてきました。
ママ(かきまり)の気持ち
本当は黄疸が出た日から母児同室スタートの予定だったのですが、黄疸の治療になったので別室続行。
別室の方が楽とか言うけど、黄疸が原因で意図せず別室となると、やっぱり悲しい気持ちになります。
二人目だったら、「今のうちにいっぱい寝とこう!」と少しはポジティブに受け止められたかもしれませんが、やっぱり一人目だとそうはいきません。
光線療法への不安と疑問
黄疸の光の治療は赤ちゃんにとって”痛くも痒くも無い”と聞いていました。
しかし、いざ目の当たりにすると本当になんてことないのか?と疑問を抱かずにはいられません。
“24時間目隠し”ってどうなん?
その後大丈夫なん?
目おかしならんやろか?
24時間後に数値が下がってなかったらさらに24時間って、大丈夫なん!?
光当てるって、、日焼けして色黒なったりせんのやろか?
治療後は目隠ししてるところだけめっちゃ白いとか見た目に影響でないんやろか?
もし黒くなったとして、ずっとそのままとかありえるかもしれんのかな!!??
なんて、今思えばそんなことならんでしょと思えることも当時は気になったりしていました。
治療決定が23時だったので誰にも見られることなく一人で静かに部屋でしくしくと泣きました。今思えば全く泣く程の事じゃないのに。きっと産後メンタルもありますよね。
といっても、実はその時も泣く程の事じゃないということは頭ではわかっていました。ただ感情が追いついてこなかったのです。
黄疸治療中にママができること
結局は休めるときに休む。に限ります。
ほんまに大事!そして、元気なママで赤ちゃんを迎えに行くこと!
心配で泣いて眠らずにボロボロのコンディションで迎えに行ったら、その後の育児に影響が出ます。
黄疸治療(光線療法)を経て
思ったこと
そして、何も問題なく健康ってすばらしいことなんだと改めて実感しました。
なんとなくですが、これを機により責任感が強くなった気がしました。
そして、夜中起きるのとか全く苦じゃなくてむしろ楽しみくらいのレベルに達しました。笑
娘の見た目
全然黒く焼けていませんでした。笑
なんなら、赤黒さが軽減され少し黒みがおさまったように思いました。
治療後の黄疸の数値
24時間光線治療した後、娘の治療対象の基準値が18だったそうなのですが(生後から何時間ならこの数値という決まった基準がある)娘は10になっていたので落ち着きました。
結果的に治療をしてギリギリから遠ざかりハラハラしなくても済むようになったので引っかかって治療した方が安心できるという結果になりました。
おわりに
そんなこんなで、退院の時に黄疸の数値は全くひっかかることなく、二週間経って健診もありましたがそこでもひっかかることはなく!
娘の場合は”結果的に誰しもなりうる範囲の黄疸で済んだ”ということで黄疸の件は終えました。
そのかわり、2週間健診では体重が思うように増えてなくて指摘されて、生後1か月までハードな授乳スケジュールをこなすように言われました。
一難去ってまた一難やってきましたが、今思えばかわいいもんです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考になればうれしいです。