この記事は、日曜日(病院の休診日)に、かきまりの2歳の娘がベビーカーに自分で座ろうとして頭から地面に落ちてしまった時の話です。
トラブルの起こった状況
かきまりが第二子妊娠中の話です。
戌の日のお参りに行く予定にしていた日曜日の朝、お寺さんに電車で行こうと言うことで娘をベビーカーに乗せる予定でベビーカーを玄関先に開いて置いていました。
かきまり家では新生児期から使えるAB兼用のベビーカーをB型ベビーカーとして使用していたので、少し高さのあるベビーカーでした。
さあ、出かけようかと扉を開けると真っ先に娘が玄関先のベビーカーによじ登ってしまい、ベビーカーの手すり?肘掛け部分?と言えば分かるでしょうか?そこからあっと言う間に頭から落ちてしまいました。
下はコンクリートのうえに薄いゴム製のシートが敷いてあるのですがかなり固いところでした。
地面に頭から落ちた直後の娘の様子
- すぐに泣いた
- 患部は、かなり大きなたんこぶができて内出血し、赤くなっていた。
- ただのたんこぶなのか、酷い腫れなのかが私にはわからないくらい大きく腫れていた
焦点が合わないとか、眠そうだとか、吐くという症状はみられなかったのでひとまず安心したのですが、場所が頭なので心配だから病院で診てもらおうということになりました。
日曜日の病院は基本休みなので
日曜日は病院は休診です。
落ちた後すぐに泣いて吐いておらずで会話が一応できていたので119に電話するほどでは無いとは思っていたのですが、「様子見でいいといわれても病院には行こう」と夫と決めました。
小児救急医療電話相談に電話をした
病院に行く前提でまず電話で確認をすることにしました。
状況と症状を説明し、落ちた高さは問題なさそうだったのですが、患部の腫れのサイズが500円玉以上なら念のため診てもらった方がいいとのことでした。
その日、「市立病院や市内の救急には脳外科の先生の登録がない」ということでした。
すると、案内されたのはまさかの市外の自宅から車で高速に乗っても2時間弱はかかる病院でした。
そんな遠い病院に行く間に万が一悪化したら恐怖でしかないですし、逆に病院に着くまで何事も無ければおそらく大丈夫の可能性が高いですよね。
でも、行かずに悪化するのも怖いのでどうしよう、、と思っていました。
頭のことは脳神経外科の先生じゃないとダメという事実
普通の小児科に行ったとしても頭のことなので診てもらえない可能性があるということをここで初めて知りました。
なので、子供救急センターも小児科だからダメだということでした。
大きな病院の救急に行ったとしても、先に書いたとおりその時間の担当に脳外科の先生がいなかったら行ったところでちゃんと診てもらえない可能性があるとのことでした。
なので、その日の市内の救急は登録している先生がいないのでダメだということでした。
病院へ行きたいなら自力で探すしか無くなった
電話相談ではここまでしか力になれないとのことで、市立病院に直接聞いてみてと言われ、電話してみましたがやはり脳のことは診れる先生じゃ無いからと断られました。
しかし、この電話で市立病院の方から解決の糸口となる素晴らしい情報をいただきました!!
★最寄りの消防局へ電話で質問する★(119じゃなくて普通に電話する)
消防局に電話をすれば、求めている状況にあった病院をいくつか教えてくれる。
ということを市立病院の電話受付の方が教えてくれました。
しかも、市内に限らず近隣の市の病院情報も消防局は把握済みなので、最初に言われた2時間かかる病院なんて案内されることはもちろんありませんでした。
ただし、119ではないので病院を教えてはくれますが、実際に受け入れてくれるかどうかは自分で病院に確認する必要があります。
結局、消防局に電話したら隣の市の脳外科の病院で救急のある病院を教えてくださりそこに行くことになりました!
消防局に教えてもらった病院へ電話をする
小児救急医療相談電話では、たんこぶが500円玉以上なら念のため診てもらった方がいいと思うと言われていました。
そして、脳外科の病院に電話すると、「娘の症状を聞く限りでは様子見でもいいと思うし、きてもらっても大丈夫です」とのことだったので行くことにしました。
病院で言われたこと
CTを絶対撮った方がいい場合
とった方が良いと判断する8項目があるのですが、ぶっちゃけ内容は忘れました。
8つの項目の中で覚えているのは
- 吐いたか
- 親から見ていつもと様子が違うか
- 高いところから落ちた【目安80㎝以上】
- 眠そうにしているか
だけで申し訳無いです。(言い回しも異なるかも)
上記に加えて、朝までしっかり様子を見ることができるのであればCTは撮らずにいつも通り過ごして良いとのことでした。
そしてそもそもなのですが、先生が言うには、このくらい小さい子は脳みそが隙間なくパンパンなので少しでも脳内に出血があればいつも通りの様子な訳がないのだそうです!
なので、今は何ともなくても1か月くらい先になってから気付くと言われている【慢性硬膜下血腫】というものには、よっぽど特別なことがない限りはまぁ該当しないそうです。
※とは言っても可能性がゼロな訳では無いのでそこは念押しされます。
※主に老人の方など、脳みそに隙間がありそこに徐々に出血が溜まっていって後で症状が出て出血が発覚するということがあるそうです。
かきまりの友人の子は、『高いところから落ちたのに全く泣かずに突然眠そうにしだして、おかしいなと思ったら突然吐いて吐いて』ということになったというのを聞いていたので、この様な状態の子がCTの対象になるレベルなのだと思います。
基本的にはCTの撮影は親が決めること
娘は8項目のどれにも該当しませんでした。
そして今回は、【CTでは、レントゲンよりもはるかに高い放射線量を浴びる】とうデメリットの方がメリットよりも大きいと判断して先生に診てもらうだけにしました。
診察中の娘の様子
診察を待っている間は珍しくめそめそしていたのですが、診察時には笑う様になっていました。
ちょっとしおらしいだけで基本いつも通り、焦点も合っているし先生の話もしっかり聞けていました。
朝まで様子を見ることは大前提で、いつも通りに過ごして良いし、頭ももう冷やさなくてよくて、安静にする必要もなしとのことでした。
ただし、「頭を再びぶつけないように」ということでした。
おわりに
ちなみにですが、何事もなかったかのように戌の日の腹帯をもらいに行ってきました。
本人もちょっとびっくりして、大人しくなっていたみたいですがたんこぶと内出血で済んでよかったです。
あと、先生の経験上の話ですが、子供は頭を強く打った日は何もなくても何故か夜とかに(いちにちのどこかで)1回だけ吐いたりすることが多いそうです。けど、吐いた後そのままいつも通りなら様子見でいいそうです。
ちなみに、娘は吐きませんでした!
こんなことはない方がいいし、親の不注意で書くことも恥ずかしい話ではあるのですが、それでもこんなことは予期せず突然起こるものなので、もしもの参考になればと思い投稿しました。
※明らかにおかしい時は迷わず救急車を呼びましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。